口以外にも表れるチワワの気持ち
あくびしているときの気持ちは?
photo by mikefoster
眠くもないのにあくびをしているときは、緊張やストレスを感じているときです。自分を落ち着かせようとしている、またはスキンシップの途中であくびした際は「やめてほしい」という合図になります。
しかし、チワワのあくびがすべて緊張やストレスを表しているわけではありません。人間と一緒で眠たいときや疲れたとき、さらに「あなたに敵意はありませんよ」と相手に伝えるときにもあくびをします。
また、飼い主のあくびがワンちゃんに伝染することが研究によって明らかになっています。どうしてあくびが移るのかメカニズムは分かっていませんが、人の動作や心理を真似ているのではないかといわれています。チワワはよく人を見ているということが伺えますね。
体を震わせているのは怯えているから?
チワワといえば、体をプルプルと震わせているイメージがありますよね。
実際、チワワの体の震えはよく起こる現象です。というのもチワワは寒さに弱いため、体温調節のために体を震わせています。寒さによる震えは服を着せたり、部屋を暖かくしたりして対応してあげましょう。
体温調節だけでなく、何かに怯えている場合にも体を震わせます。もし体を震わせながら、しっぽを下げて毛を逆立てているのであれば、それは恐怖のピークを迎えているサインです。恐怖はチワワにとって大きなストレスとなりますので、すぐさま要因を排除してあげましょう。
このほかにも、病気の症状で体の震えが現れていることもあるため、異変を感じた場合はすぐに動物病院へ連れていきましょう。
チワワのカーミングシグナルを知ろう!
カーミングシグナルとは、チワワが緊張やストレスを感じたときに出す仕草のことです。
知らない人に撫でられたときや、苦手な爪切りをされたときなど自分を落ち着かせるためにカーミングシグナルを行います。また、カーミングシグナルをして「あなたに敵意はありません」と伝えることもあります。
では、カーミングシグナルの具体的な例をご紹介します。もし愛犬が以下の仕草をしていたら、ストレスとなっている要因を排除してあげましょう。
カーミングシグナルの具体的な例
●前足をあげる
前足をあげたままピタッと動きを止める行動は、緊張を感じているときに行います。これはワンちゃんが元々持っている習性だといわれており、獲物を見つけて次の行動を考えているときにも同じ仕草をするようです。
●目や顔をそらす
ワンちゃんは基本的に信頼している相手以外とは目や顔を合わせません。というのも、目や顔を合わせると相手に敵意があると判断されてしまうからです。特に叱られているときは、顔や目をそむけることが多いです。
●体を振る
体を大きく振る仕草は、ストレスや不安を感じているときに現れます。体を振って少しでも緊張状態を和らげようとしているのです。また、気分をリセットしたいときにも行います。
●耳を後ろに倒す
強い不安を感じたとき、チワワは耳を後ろに倒します。また、相手に対して敵意がないことを伝えるときにもこの仕草を行います。
まとめ
「愛犬と会話ができたらいいな」
チワワを飼っている方なら一度は考えたことがあるはず。ですが、チワワと人は言葉を使って会話することはできません。
会話はできないものの、チワワが出す表情や行動1つ1つには何かしらの感情が込められています。それを飼い主が汲み取ってあげれば、チワワが今何を感じているのか知ることができるのです。
行動や表情に込められた意味を知り、チワワの気持ちに寄り添ってあげましょう!
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著者/ブリーダーナビ編集部