初心者向けキャバリアの飼い方

キャバリアは飼いやすい犬種?

初心者向けキャバリアの飼い方

キャバリア(キャバリアキングチャールズスパニエル)は、イギリス原産の小型犬です。

性格は

  • 明るくて陽気
  • 優しくて穏やか
  • 社交性が高く誰とでも仲良くなれる
などが挙げられます。

とても賢くしつけがしやすいので、初めて犬を飼う人でも飼いやすい犬種といえるでしょう。

ただし、寂しがり屋な一面を持ち合わせているため、留守番は苦手です。長時間のお留守番が続くとストレスが溜まり、吠えてしまうことがあるかもしれません。

ストレスを溜めさせないためにも、外に連れて行ったり、たくさん遊んだりしてあげましょう。

キャバリアの性格は?飼いやすい? キャバリアの性格は?飼いやすい?

お手入れについて

飾り毛が長く、被毛はダブルコートではありますが、寒さに弱い体質です。
そのため、季節の変わり目や急な気温変化に適応できず、体調を崩してしまいがちですので、服を着させるなどの体温調節をしてあげるようにしましょう。

長毛で絡まりやすい毛質をしているので、できれば毎日ブラッシングする必要があります。

アパートやマンションでも飼ってOK?

アパートやマンションでも飼ってOK?

キャバリアは比較的無駄吠えをしにくいので、アパートやマンションなど集合住宅の飼育にも向いているといえるでしょう。

一切吠えないということはありませんが、本来キャバリアは吠えにくい性質の持ち主ですので、その性質を活かしたしつけや環境づくりがとても大切です。

赤ちゃんや子供と一緒でも大丈夫?

赤ちゃんや子供と一緒でも大丈夫?

ご家庭に小さなお子さんがいる方は「犬を飼いたいけれど…大丈夫かな?」と心配することがあるかと思います。

キャバリアは、小型犬の中でもおっとりしていて、とても優しい性格をした犬種です。

友好的で人と遊ぶことが大好きですので、小さな子供の遊び相手としてもピッタリですよ。

抜け毛は多い?

抜け毛は多い?

キャバリアは換毛期に関わらず、一年中毛が抜けやすい傾向にあるようです。

抜け毛が多い原因として、

  • アンダーコートとオーバーコートからなる「ダブルコート」の毛質を持っていること
  • ダブルコートの犬種の中でもアンダーコートが多いこと

が挙げられます。

また生後3〜4ヶ月頃は、パピーコートから成犬の被毛に生え変わる時期なので、抜け毛が多くなるといわれています。

そのため、小まめなブラッシング、月1〜2回のシャンプー、季節に応じたカットスタイルなど、被毛のお手入れがとても大切だといえるでしょう。

キャバリアの抜け毛は多い?被毛の特徴やお手入れも詳しく解説! キャバリアの抜け毛は多い?被毛の特徴やお手入れも詳しく解説!

キャバリアを飼うために準備するもの

キャバリアを飼うために準備するもの

キャバリアを飼う上で必ず行いたいのが事前準備。お迎えする前に必要な物を揃えておく必要があります。

ではいったい、何を揃えたらよいのでしょうか。

ここではお迎え前にあらかじめ揃えておきたいもの、飼い始めてから揃えればよいものをご紹介します。

お迎え前に用意しておきたいもの
  • ケージ(クレート)、サークルのいずれか
  • 寝床
  • トイレシート、トイレ周り
  • 食器
  • 給水器
  • ドッグフード
お迎えしてから揃えていきたいもの
  • おもちゃ
  • 首輪/ハーネス、リード
  • 爪切り
  • ブラシ
  • 犬用シャンプー、リンス
  • 歯磨き用品

下記のリンクに詳しく掲載しているので、「何を揃えたらいい?」「これは本当に必要?」など、分からないことがある方はぜひチェックしてみてくださいね。

これだけは揃えたい!子犬を飼うために準備しておきたいグッズ紹介 これだけは揃えたい!子犬を飼うために準備しておきたいグッズ紹介

室内環境の準備

犬が快適に過ごすためにも、大切なのが室内環境です。

キャバリアは華奢な骨格をしているので、落ちて骨折するリスクがあるような段差はなくすようにしましょう。
その他感電の恐れのある電気コードなど、危険のあるものを飼育環境に置かないように注意してくださいね。

室温に関しては、夏場は23〜26℃、冬場は19〜23℃ほどが過ごしやすいといわれています。

しかしながら犬の適温に空調を合わせてしまうと、冷えすぎてしまうことも。人と犬が互いに快適な環境で過ごすためにも、夏場は犬用の冷感アイテム、冬場は洋服や毛布などを活用するのがおすすめです。

周辺の情報収集

キャバリアをお迎えする前に、事前に自宅周辺に動物病院やトリミングサロンなどがあるかチェックしておくとよいでしょう。

特に子犬の頃は体調を崩しやすく、動物病院に行く機会が多くなります。事前に口コミや評判を調べ、かかりつけの動物病院を探しておくとよいでしょう。

またそれと合わせて、夜間診療や救急で診てもらえる動物病院もチェックしておくと、もしもの時に安心ですよ。

お手入れで注意したいこと

お手入れで注意したいこと

ダブルコートの被毛を持つキャバリアは、毛が長いので絡まりやすく、抜け毛も多い犬種といわれています。

そのため、最低でも1日1回はブラッシングを行うようにすると共に、換毛期は体についた抜け毛を小まめに取り除いてあげるようにしましょう。

またキャバリアはロングコートの犬種ではありますが、一定の長さまで伸びると自然に抜け変わる毛質のため、本来トリミングは必要ありません。

しかし、部分的に長い飾り毛が生えていることから、衛生面や安全面、そして見た目を良くするためにも、定期的にトリミングをするのもおすすめです。

キャバリアのカットスタイル集!注意点やセルフカットの仕方も キャバリアのカットスタイル集!注意点やセルフカットの仕方も

しつけについて

しつけについて

キャバリアは賢い犬種といわれ、比較的しつけがしやすいといわれています。

理想としては、生後3〜6ヶ月頃からしつけを始めるのがよいといわれています。最初からすぐにできる子はいないので、根気強く、何度も一貫性のあるジェスチャーと声掛けを行うようにしましょう。

しつけのポイントは、叱るのではなく『褒めて伸ばしてあげる』ことです。

トイレトレーニングや必要なコマンド、吠え癖・噛み癖対策など、詳しいしつけ方法については下記のリンクにまとめてあります。
どのようにしつけを行えばよいのか気になる方は、ぜひご覧になってくださいね。

キャバリアのしつけは難しい?時期はいつから?必要なしつけと方法 キャバリアのしつけは難しい?時期はいつから?必要なしつけと方法

まとめ

まとめ

穏やかで友好的、そして活発で遊び好きな面もあるキャバリア。
とても賢く、人の気持ちを汲み取ろうとする優しさを持ち合わせていますし、小さな子どもに対しても大らかに接してくれるはずですよ。

被毛のお手入れには手間がかかるほうですが、その性格と賢さから、比較的飼いやすい犬種として知られています。

魅力たっぷりなキャバリアを、ぜひ家族の一員として迎え入れてあげてくださいね。

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