キャバリアの命を脅かす病気とは?かかりやすい病気と予防策について

それ以外の病気について知りたい!

眼科疾患にご用心!

白内障
photo by Hemlit : )

●白内障(はくないしょう)
目には、ほぼ透明でラグビーボールのような形をした水晶体(すいしょうたい)がカメラのレンズと同じ役割をしてくれています。通常健康な水晶体は透明ですが、白内障を患うと水晶体の一部、もしくは全体が何らかの原因で変性して白く濁ってしまう病気です。

白内障が進行すると、水晶体が白く濁ってくることはもちろんのこと、柱や壁などによくぶつかるなどの視覚障害が起こるようになります。「最近よく物にぶつかるな」と感じましたら直ぐに動物病院へ受診しましょう。早期発見をすることで、薬で病気の進行や症状を遅らせることが可能です。


●乾性角結膜炎(かんせいかくけつまくえん/KCS)
涙の量が少なくなることで、角膜や結膜に障害を引き起こす眼科疾患です。常に目が乾いている状態なので目に傷が付きやすく、ドロドロした油っぽい目ヤニも出たりします。また、色素沈着なども引き起こすこともあります。
結膜や角膜の充血や色素沈着、浮腫や潰瘍、黄色や緑色の目ヤニなどが見受けられたら、乾性角結膜炎の恐れがあります。これらの症状が見られたら早めにかかりつけの動物病院に相談しましょう。

皮膚の疾患も見逃せない!

●黒色被毛毛包形成不全(こくしょくひもう もうほう けいせいふぜん)
黒い部分の被毛がメラニン色素の形成や沈着に異常が発生し、黒色の被毛のみ脱毛を引き起こす病気です。
この病気は生まれた時は他の犬と同じように発毛しますが、生後1ヶ月を過ぎると徐々に脱毛が始まります。そして黒色の被毛のみが抜け落ちていき、最終的には黒い被毛が全て抜け落ちてしまいます。

この病気は皮膚のみに発症する病気で命に関わるような異常はありませんが、二次的な皮膚感染症の問題を防ぐためにも生後1ヶ月を過ぎたら被毛の状態を確認し、黒色の被毛が徐々に薄くなるような場合は早めに動物病院へ受診しましょう。

病気は早期発見・治療が大切

定期的な健康診断を受診しましょう

キャバリア

病気は見つかってから治療を行うのではなく、健康なうちから未然に防ぐことが大切です。定期的な健康診断を受診することで病気の早期発見・早期治療の実現はもちろんのこと、大切な愛犬の健康状態を把握することができます。

ワンちゃんは私たち人間と比べて年を取るのが早い生き物です。外見から分かりにくい変化をいち早く見つけるためにも、愛犬が1歳になったら1年に1回の健康診断を受診しましょう。また、シニア期と呼ばれる時期(小・中型犬であれば7歳、大型犬は5歳)に入りましたら、半年に1回の健康診断を受診するようにしてくださいね。

ペットの治療費は「自由診療」

ワンちゃんには私たち人間のように健康保険の制度がありません。そのため診療費は、全額自己負担の“自由診療”となります。
各病院によって金額は様々なので一概にこの金額とはいえませんが、手術や長期入院、高度治療といった治療が続くとかなりの高額な医療費がかかる場合もあります。そのため、請求書を見た時にビックリしてしまうことも少なくありません。
愛犬の万が一を考えて、また高額な医療費で大変な思いをしないようにするためにも、ペット保険の加入を念頭に置いておいた方がよいでしょう。各ペット保険会社によって内容が様々かと思いますので、愛犬の年齢や保証などをよく考えてみてくださいね。

まとめ

今回はキャバリアのかかりやすいといわれている病気についてピックアップしてみました。
「こんな病気があるんだ!」「人間と同じ病気にかかることもあるのね」と思った方も多いかと思います。これらの病気は100%キャバリアが患うというわけではありません。しかし、比較的発症しやすいといわれる病気もありますので、これらの病気があるのだと頭の片隅でも構いませんので認識しておくとよいでしょう。
大切な愛犬が長生きするためにも、定期的な健康診断を受診することは忘れないでくださいね。

キャバリアの飼い方については下記ページも参考になれば幸いです。
初心者向けキャバリアの飼い方 初心者向けキャバリアの飼い方

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