噛む状況に合わせて適切な対処をすることが大切
甘噛みしやすい時期は歯の生え変わりの時期
飼い主の手やタオル、おもちゃなどをハムハムと甘噛みすることがあります。これは、生後1歳未満の子犬(パピー)によく見られる光景です。特に生後8週齢あたりは、乳歯が生え揃う時期とされていますし、その後の生後4~6ヶ月ぐらいの時期にかけては、永久歯への生え変わり時期でもあります。そのため、歯がゆくて仕方がなく、甘噛みを行ってしまうのです。
ほとんどのワンちゃんの場合、1歳を過ぎたあたりで甘噛みをしなくなりますが、子犬のうちにきちんとしつけをしていないと成犬になっても甘噛みをする子になってしまいます。
遊びの一環で噛んでしまう
本来、ワンちゃんは子犬の頃に母犬や兄弟犬と一緒に遊んでいろいろなことを学びます。そして遊びの中で噛む力加減を覚えたり、噛まれたらどれだけ痛いのかを理解したりして成長します。
しかし、これらの経験をきちんと行えなかった犬は、飼い主との遊びの中でじゃれて噛んでしまうのです。当然、噛む力加減やどれだけ痛いのか理解できていないため、飼い主に対して力いっぱい噛んでしまうこともあるでしょう。
もし遊びの中で噛んでくることがあれば、興奮している状態でもありますので冷静になって「ダメ」と叱り、遊びを中断しましょう。そうすることで「噛むと遊んでくれない」と学習し、噛み癖が落ち着いてくるようになります。
ワンちゃんは人間の都合なんかわからない
photo by Kelly Hunter
ワンちゃんは、どれをおもちゃにしてよいものなのか区別することができません。
例えば「このぬいぐるみで遊んでね。でも、あそこにあるぬいぐるみでは遊んじゃダメだからね。」と飼い主がいったとしても、ワンちゃんからしてみればどれも同じぬいぐるみのため区別ができません。人間の都合で「あれはダメ、でもこれはいいよ」といわれてもわからないのです。そのため、飼い主都合でしかないものを与えるのは絶対に止めましょう。
好みに合わせたおもちゃを
ワンちゃんにとって『噛む』という行為は本能でもあります。また、歯が生え変わる時期は歯がゆくて何かしらを求めてしまいがちです。そんな時は、噛んでもよいおもちゃや犬用のガムを与えてあげましょう。このとき誤飲防止のためにも、ワンちゃんが飲み込めないものを選んであげてください。
噛む欲求を満たしてあげることで、落ち着きを取り戻し、むやみに噛む行為は軽減されていきますよ。
まとめ
ボーダーコリーの噛み癖は本能によるものもあれば、飼い主が原因で起こってしまうこともあります。もし、愛犬の噛み癖がなかなか直らないと悩んでいるのであれば、まずは愛犬との関係性を見直してみましょう。そして、何が原因なのか追究することが大切です。原因がわければ、どのように対処すればよいか見えてくるからです。
もし、原因がわからない・1人では問題解決ができないといった場合は、かかりつけの獣医さんやドッグトレーナー、お迎えしたブリーダーに相談してみてください。きっと何かしらの原因と対処方法についてアドバイスがもらえると思いますよ。
下記ページではボーダーコリーの飼い方について解説しています。噛み癖以外のことで気になることがあれば、こちらも参考にしてみてくださいね。
【初心者向け】ボーダーコリーの飼い方やしつけ方は?
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著者/ブリーダーナビ編集部