甘噛みを改善させたい!
どうやってしつけをすればいい?
photo by Akaporn Bhothisuwan
ビジョンフリーゼを始め、ワンちゃんの甘噛みを改善するためには『甘噛みをさせない環境づくり』が大切です。
●おもちゃやガムを与えよう
ワンちゃんとしては歯がゆい時、どうしてもガジガジと噛んで欲求解消したいもの。かといって、飼い主の立場からしたらものを噛んで壊されたくない…そんな時は、噛んでもよいおもちゃやワンちゃん用のガムを渡してあげてください。
木製のテーブルや椅子などの家具を噛む子には木のおもちゃを、噛み応えのあるものを好む子には長時間噛んでいられるワンちゃん用のガムなどを与えてあげるとよいでしょう。
また歯みがきをしてあげると、歯茎のかゆみを軽減させてあげることができますし、歯周病予防もできますのでおすすめです。
●噛みつきそうなものは置かない
まず、噛まれて困るものをワンちゃんの近くに置かないことです。高い場所や引き出し、扉付きの棚などに片付ける習慣をつけましょう。ワンちゃんの届く場所にものを置いてしまうと、なんでも自由に噛むことができてしまい、噛み癖が悪化してしまうからです。
●噛んでよいものとダメなものを認識させる
例え甘噛みであったとしても「仕方がないか」と思わず、人の手を噛んできた場合はきちんと「ダメ」と教えることが大切です。
ワンちゃんと遊んでいる時、手を噛みついてきそうになったら直ぐに「ダメ」と言って離れ、遊ぶことを止めます。この時、噛んでしばらく経ってから怒るのは効果がありませんし、叩いたり口を握って叱ったりするのは逆効果となるので注意が必要です。
「噛むと遊んでもらえなくなる」「噛むことはよいことではない」と認識してもらえるように、何度も繰り返し覚えさせていきましょう。
●お留守番時は快適な環境と作ってあげる
長時間のお留守番をさせる際は、部屋の中を自由に動き回れないようにしましょう。そして、清潔なお水とトイレ、噛み壊せず誤飲できないサイズのおもちゃとベッドを入れたサークルを用意し、快適な環境を作ってあげてください。そうするとワンちゃんも安心して静かにお留守番をしてくれるようになり、むやみに噛むことがなくなりますよ。
●コミュニケーションを取ってあげて
寂しさやストレスから噛むワンちゃんの場合は、飼い主から積極的にコミュニケーションを取るように心がけましょう。「お散歩に行こう!」と散歩を通じてストレスを発散させたり、「おもちゃで遊ぼうか♪」と一緒におもちゃで遊んであげたりしましょう。また、ブラッシングをしながら話し掛けてあげるのもGOOD!愛犬が癒される時間を作ってあげてくださいね。
●しつけをする時は一貫性をもたせて
家族で暮らしているご家庭の場合、家族によって指示や態度が違うとワンちゃんとしてはどうしたらよいかわからず、混乱してしまうことがあります。しつけをする時は一貫性を持たせるようにし「甘噛みをして来たらこういう態度で注意する!」と家族間でルールを決めておきましょう。
これだけは絶対NG!
噛み癖を悪化させて逆効果になることも…
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子犬の頃から噛み癖を直すしつけはとても重要ですが、誤ったしつけをしてしまうと逆効果になることも…
飼い主が気を付けるべき行動をご紹介します。
●大声で叫んだり、叱ったりしない
大声でワンちゃんの注意を引こうとする行動は止めましょう。初めはワンちゃんもビックリして止めますが、それが日常化すると慣れてしまい、効果が薄れてしまう場合があります。
また、大声を出してからハウスに入れようとすると「見つかる前に噛もう!」「噛んでいる姿を見られたら、ハウスに入れられる」と思ってしまいます。そうすると噛み癖が悪化したり、ハウスに入ることが嫌いになったりしてしまうことも…ハウスはワンちゃんにとって安らぎの空間として覚えてもらいたい場所でもありますので、絶対に止めましょう。
●殴ったり、叩いたりしない
しつけをするにあたって最もしてはいけないことは「体罰」です。首を抑え込んだり、頭を叩いたり、マズルを力任せに掴んだりすることは絶対に止めましょう。一時的に恐怖心から甘噛みを止めたとしても、その後恐怖心から飼い主に対して攻撃力な態度を取ることがあるからです。
私たち人間だって、暴力をふるわれることは嫌ですよね。痛いし、辛いし、怖いし…良いことなんて1つもありません。絶対に止めましょう。
●甘噛みをしてきたら常に反応する
飼い主に構ってもらいたい一心で甘噛みをしてくる犬もいます。そのような時、毎回甘噛みに対して反応していると「噛めば構ってもらえる」と思ってしまいます。そのため犬の行動に対して過剰に反応せず、無視をすることも大切です。
●遊ぶのもほどほどに
犬が興奮するまで遊ばせてしまうと、甘噛みがエスカレートしてしまう原因になることも。次第に噛む力まで強くなってきてしまい、落ち着かせるのも一苦労してしまいます。そのため愛犬と遊ぶのもほどほどを心掛けてくださいね。
まとめ
「これぐらいの噛み癖なら」「じゃれているだけだし」と甘噛みを放置していると、次第に甘噛みがエスカレートして本気噛みに発展するかもしれません。そうなると犬は「噛めばいうことを聞いてくれる」と勘違いして、ワガママし放題になってしまいますので、早めの対処が重要です。
お互いが楽しく幸せな日々を過ごせるようにするためにも、しつけはとても大切。まずは今回ご紹介した方法をチャレンジして、噛み癖の改善に努めてみましょう。もし、どうしても改善が見られない場合はかかりつけの動物病院やドッグトレーナー、ブリーダーに相談してみることも大切です。1人で悩まずに、周りの力を借りて対処していきましょう。
ビションフリーゼの飼い方については下記ページでも解説しているので、こちらも参考にしてみてください。
初心者向けビションフリーゼの飼い方
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著者/ブリーダーナビ編集部