スヌーピーといえば、可愛らしい見た目と妙に深みのある名言で、日本でも広い世代から人気が高いキャラクターです。
スヌーピーのモデルはビーグルといわれていますが、本記事ではもう一歩踏み込んでスヌーピーとビーグルについて解説していきます。
ビーグルはスヌーピーのモデルになった犬種
公式では、スヌーピーはビーグル犬という設定になっていますが、実際のモデルとなったのは雑種犬です。
原作者であるチャールズ・M・シュルツ氏が幼い頃に飼っていた、スパイクという雑種のワンちゃんが、スヌーピーの元になりました。
しかし、劇中では明確にビーグルと言及されており、映画【スヌーピーとチャーリー】では、チャーリー・ブラウンが「BEAGLE」のつづりを間違えて「スヌーピーの犬種名なのに!」と周囲をガッカリさせるエピソードが描かれています。
あまり似てない?スヌーピーとビーグルの特徴を比較
スヌーピーはビーグルという設定ですが、実際に比べてみるとどうなのでしょうか。
垂れ耳や顔の形など、確かに外見的には似ていますが、「?」と思うようなポイントがあるのも事実です。
では、それぞれの特徴を見つつ、似ているのかどうか比べていきましょう。
スヌーピーとビーグルの大きさや特徴は?
JKCで定められているビーグルのスタンダードでは、理想体高を33~40cmとしています。
一方スヌーピーの大きさは、公式では明らかになっていません。
しかし、周囲のキャラクターと比較すると、いつも2本足のスヌーピーの大きさはビーグルが後ろ足で伸び上がったときと同程度のようです。
ちなみに、スヌーピーは最初普通のワンちゃんと同様に4本足で立っていたのですが、チャーリー・ブラウンから教わったことで人間と同じ2本足で立てるようになりました。
また、回を追うごとに知的になっていき、まるで人間のように振舞うようになっていきます。
スヌーピーカラーのビーグルはいるの?
スヌーピーのファンの中には、「スヌーピーのようなビーグルを飼いたい」と考える方もいらっしゃるでしょう。
ビーグルのカラーといえば、多くの人が白と黒と茶のトライカラーをイメージするのではないでしょうか。しかし、スヌーピーの柄は白と黒の二色。
この毛色(柄)は、実際のビーグルには存在しないカラーなのです。白黒の2色はなく、黒が入ったとしても、白黒茶の3色となります。
ビーグルの毛色に関しては、下記リンク先ページでより詳しく解説しています。スヌーピー柄は存在しませんが、JKCに公認されている3色の毛色を始め、ビーグルの被毛について気になる方はチェックしてみてくださいね。
ビーグルの毛色は何種類?ハウンドカラーって?成長による変化も
スヌーピーとビーグルの性格は?
ビーグルは明るく活発でやんちゃな性格です。ひとりで過ごすのは苦手な寂しがり屋ですが、裏を返せば皆と一緒にいることを好み、協調性が高いともいえるので多頭飼いにも向いています。
また、やや頑固で旺盛な好奇心のまま行動しがちなので、子犬の頃からしっかりしつけてあげましょう。
一方、スヌーピーはとても活動的でやんちゃ。これはとてもビーグルらしい性格ですが、意外なことにナルシストな一面も。その他、閉所恐怖症で暗闇恐怖症なため、犬小屋に入れないという弱点があります。
ビーグルを迎える前に知っておきたいこと
スヌーピーに憧れて「ビーグルを飼ってみたい」と考える方は昔からいるようです。しかし、当然ながら一緒に暮らして育てるためには環境を整え、飼い主としての心構えを持っておかなければなりません。
ここでは、ビーグルを迎える前に知っておきたいお金のことやお手入れのことを紹介します。
ビーグルの平均価格は?
ブリーダーナビで掲載しているビーグルの平均価格は約 32万1,073 円でした( 2022年2月2日 時点)。
ただし、これはあくまでも平均価格であり、一概に適正価格とは言い切れません。
その理由は、ワンちゃんの販売価格には定価が存在せず、販売業者が自由に値段を自由に決めることができるため、仕入れルートや店の方針によっても値段が変わってくるからです。
ワンちゃんの値段を決める主な要因は、以下になります。
- 血統
- 毛色(毛質)
- 大きさ
- 性別
- 需要
- 健康状態
ワンちゃんの販売価格については、下記リンク先で詳しく解説しています。
実は抜け毛が多い?
ビーグルは短毛でダブルコートという、抜け毛が多い条件が揃った被毛をしています、特に年2回訪れる換毛期には驚くほどの量の毛が抜け落ちるので対策は欠かせません。
短毛のビーグルは毛が絡む心配がないので、皮膚を傷つけにくいラバーブラシで毎日ブラッシングしてあげると良いでしょう。
スヌーピーと同じで食欲旺盛?
ビーグルはとても食欲旺盛な犬種で、その点はスヌーピーとまったく一緒です。
食べ物を与えれば与えただけ食べてしまうので、いくら可愛いからといっても、飼い主がしっかりと食事を管理してあげないと肥満になってしまうので注意しましょう。
肥満になるとさまざまな病気のリスクが高まるだけでなく、腰や骨への負担が大きくなってしまいます。愛犬の健康を守るためにも適切な食事と運動の管理をしてあげてください。
垂れ耳なので耳のケアが大切
ワンちゃんの耳は、人間と違い耳道がL字に曲がっているため、湿気がこもりやすく雑菌が繁殖しやすいい構造をしています。
ビーグルのような垂れ耳は、それに加えて耳が穴を塞いでしまうため、余計に蒸れやすく汚れも溜まりやすい特徴があります。
耳を清潔に保ち健康を守るためにも、定期的に耳掃除をして丁寧にケアしてあげましょう。
まとめ
今回は、世界的に知名度が高いスヌーピーと、公式設定である犬種ビーグルについて解説してきました。それぞれの特徴を見比べてみると、とても良く似ているところもあればそうでもないところがあることが分かったと思います。
スヌーピーが好きでこれからビーグルを迎えようか考えている方は、今回の記事の内容も参考にしてみてくださいね。
ビーグルの性格や飼い方についてはこちらでも紹介してます。合わせてご覧ください。
著者/ブリーダーナビ編集部