フレンチブルドッグをしつけるために!正しいスキンシップの取り方

もっと楽しいドッグライフを送るために

ムチムチボディに愛嬌のある顔立ちのフレンチブルドッグ。彼らとのスキンシップは何よりも楽しいひとときでもあります。でも…きちんとしつけをしてメリハリのあるスキンシップを取らないと「僕が1番偉いの!」「私、これはイヤッ!」などと、ワガママに育ってしまうことも…そうならないようにするためにも、ワンちゃんとの正しいスキンシップを知ることはとっても大切。では、どんなことに気を付ければよいのでしょうか。

スキンシップはフレンチブルドッグの心身を健康にさせる

「抱っこ」は何よりも大切なスキンシップの1つ

フレンチブルドッグをしつけるために!正しいスキンシップの取り方

 抱っこは、ワンちゃんと飼い主さんとが1番近くに接触できる方法の1つ。ワンちゃんにとって抱っこは強い安心感をもたらしてくれるといわれています。また飼い主さんに触ってもらうことで幸せを感じ、免疫力向上や信頼関係の構築にも繋がるといわれています。

小さな違和感を直ぐに察知することができる

日頃からスキンシップを沢山取ることによって「いつもと様子が変だな」「こんなところに、しこりのようなものがある」など、ワンちゃんの健康状態がわかるようになります。そのため病気の早期発見・早期治療に繋がりますし、長生きの秘訣にもなるのです。

沢山触れることで攻撃性を軽減できる?!

毎日沢山のスキンシップを取ることで、ワンちゃんは抵抗なくそのスキンシップを受け入れることができるようになります。そうすると、動物病院やトリミングサロンなどで攻撃的になることもありませんし、体を触れられても極端に嫌がることはなくなります。

言葉で愛情を伝えよう

ワンちゃんだって言葉を理解している

フレンチブルドッグを始め、ワンちゃん達は人間に例えると2~3歳ぐらいの知能を持っているといわれています。そのため私たち人間の言葉を覚えることができたり、表情や言葉のトーンなどで気持ちを読み取ったりすることができるとされています。だからこそ「おすわり」「おて」などの言葉によるコミュニケーションが成り立つのもうなずけますね。

飼い主さんにとってワンちゃんは大好きなパートナーだからこそ、ずっと一緒にいたいと思いますよね。そしたらぜひワンちゃんに向けて「大好きだよ」「ずっと傍にいるからね」「1番かわいいよ」など、言葉にして愛を伝えてあげてください。

言葉の意味がわからなくても、飼い主さまの表情や声のトーンを体で感じ「飼い主さんも同じ気持ちなんだ」「大切にされているんだ」と感じとってくれますよ。

愛のある沢山の言葉を投げかけてあげるのも大切なスキンシップの1つですので、ぜひ言葉にして伝えてあげてくださいね。

沢山の言葉を聞くことでお利口になる?!

ワンちゃんは飼い主さんが発する言葉を耳で聞き、表情や声のトーンなどから言葉を理解するといわれています。そのため、普段からどれだけワンちゃんに対して言葉をかけてあげているかでその子が覚える言葉の数も変わってきます。また、話しかけることによってワンちゃんとのより良いコミュニケーションとしてもなりますので、スキンシップを取りながら毎日会話をする時間を作ってあげると良いかもしれませんね。

過剰な愛は時としてストレスに…?!

なんでも「人」と同じ価値観を押し付けるのはご用心

photo by Matt Deegan

「この洋服かわいい!」「うちの子にはこれ!」など、飼い主さんの価値観をワンちゃんに押し付けていませんか。もしかしたらそれがワンちゃんにとってストレスを与えてしまっているかもしれません。

どんなに飼い主さんが喜ぶことだったとしてもワンちゃんにとってそれが幸せなのか、同じ気持ちでいるのかはわかりませんよね。塩分の高い食べ物や甘い食べ物をよかれと思ってあげたことによって、病気を患ってしまうかもしれません。

また「足が汚れるから」「こっちの方が歩きやすいから」と、設備されたアスファルトの道だけを歩かせていませんか。確かにアスファルトの道は安全で歩きやすいですが、ワンちゃんにとっては物足りなさを感じているかもしれません。土の感触がわかる場所に連れて行ってあげるのも、ワンちゃんによって適度な刺激を与えることができて、喜びますよ。

しつけ途中の凝視は要注意?!

本来、ワンちゃんの習性として目と目を合わせないことで「敵じゃないよ?」とアピールします。しかし、しつけの途中でワンちゃんの目を凝視すると「危険人物!」として認識され、威嚇行為を取られてしまう危険性があります。

「ワンちゃんはスキンシップが好きな生き物だから」と勝手に決めつけ、無理に過剰なスキンシップを取るのはワンちゃんにとってストレスになってしまいます。例えしつけをマスターしていたとしても、ワンちゃんの性格によってはキスをしたり顔を近づけられたりするのが苦手な子もいますので、そのことを十分に理解してあげてくださいね。

まとめ

ワンちゃんと生活する上でしつけや訓練はとても大切ですが、何よりもお互いの信頼関係を築くためには『コミュニケーション』を取ることが1番重要です。

「良い子に育てなきゃ!」「犬はこうあるべき!」「きちんと従うようにさせる!」など、飼い主さんの気持ちが先走って厳しい態度ばかり取っていると、ワンちゃんはその気持ちを読み取り、お互いの気持ちが通じ合えない状況になってしまいます。そうなってしまってはとても悲しいので、まずは言葉や態度でやさしく接していくことがワンちゃんと生活する上でのスタートラインなのではないでしょうか。

沢山コミュニケーションを取って信頼関係を築いてからしつけや、訓練を覚えさせた方がきっと楽しいものになると思いますよ。

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