ポメラニアンの気持ちを知ろう!① ~表情編~

ポメラニアンの感情は全身から読み取れる

全身で感情を表現

ポメラニアンをはじめとするワンちゃんの気持ちは、姿勢や尻尾、動作など、全身から発せられています。それらの一つ一つを読み取り、状況と照らし合わせることで気持ちを察することができます。

愛犬の気持ちを読み取ることには大きな意味があります。例えば、ポメラニアンが攻撃する前に威嚇など、さまざまな警告を発していたとき、その警告に気付いて適切な対処を行うことができれば争いを避けられます。

感情を飼い主が読み取れると、ポメラニアンも安心して生活することができるのです。

ワンちゃんが感情を表すのは体や行動だけではありません。人間ほど表情筋は動きませんが、ワンちゃんにも表情筋があり哺乳類の中でも表情が豊かな動物です。毎日見る顔だからこそ、より感情の変化に気づきやすいのではないでしょうか。

では、どんな表情でどんな気持ちになるのか気になりますよね。 口や眼、耳から分かる感情を確認してみましょう。

口元で読み取れるポメラニアンの気持ち

口を開けているとき

ポメラニアンの気持ちを知ろう!① ~表情編~
photo by Mariamichelle

ポメラニアンが口を開けているときは、そのときの状況や他の部位との組み合わせにもよりますが、「嬉しさ」や「リラックス」を表現していることが多いようです。たいていの場合、口角の上がり具合でどんな感情なのかが分かります。

「嬉しさ」や「リラックス」を表現しているとき、ポメラニアンの口角は上がり、笑っているような表情をすることが多いでしょう。

また、その反対に「ストレス」や「緊張感」を感じているとき、口は開いていますが口角は短いです。どことなく真剣な表情に見えることが多いかもしれません。

 

口を閉じているとき

ポメ
photo by jonhmin_lee

ポメラニアンが口を閉じているときは、人間で言うところの口元を引き締めている状態ともいえる状況が多く「集中しているとき」や「不快感」、「警戒心」を表していることがあります。

口をぎゅっと閉じ、どこかを見つめているときは「集中しているとき」です。何らかの気になるものに対し、集中して情報収集をしています。

また、口を閉じて口角が長い場合は「心配」や「恐怖」などを表していることがほとんどです。口を閉じ気味にして鼻の上にしわを寄せ、犬歯を出しているときは「警告」や「怒り」を表しています。

 

眼を見てポメラニアンの気持ちを理解しよう

アーモンド型の眼をしているとき

ポメラニアンの魅力でもある可愛らしい眼がアーモンド型をしているときは、「リラックス」や「友好的」な様子を表していると言われています。

例えば、穏やかなアーモンド型の眼をして、さらに笑っているかのように口角が上がっていると「嬉しさ」や「リラックスしている状態」を表しています。きっと、視線の先には信頼している飼い主がいるのでしょう。

なお、目が見開いているときは、「興奮している状態」や「恐怖を感じている状態」であることが多いようです。

視線が合う・合わないとき

視線からでも気持ちは分かります。視線が合うときは、相手がワンちゃんの場合は「威嚇」や「警戒」をしています。じっと相手を見つめ、優位性を表現しています。
ただし、視線の先の相手が信頼している飼い主の場合は「好意」を伝えています。飼い主を見つめているときは、優しい眼差しをしているでしょう。

一方、視線をそらすときは「不安」や「敵意がないこと」を表しています。例えば、いたずらをして叱られているとき、飼い主と目を合わさないことがあります。無視しているわけではないことを理解しましょう。
また、まばたきをして相手の視線を避けようともします。まばたきも「不安」などを伝えているようです。

耳の向きでも気持ちが分かる?

耳が前に傾いているとき

ポメラニアン

耳の状態からも読み取ることができる気持ちがあります。ただ、犬種によって垂れ耳の子もいるので一概には言えません。立ち耳の犬種では、耳の傾け方から感情が現れます。

耳が立って、前に向けられているときは、「集中」や「警戒」をしている状態を表していることが多いです。目の前の対象を観察しようとしている際などによく見られます。同時に対象物を不思議に思って、首をかしげる様子をすることもあります。

耳を寝かせているとき

耳を寝かせているときは、「嬉しさ」や「友好的である」ことを表している場合があります。例えば、耳が寝かされ、かつアーモンド型の穏やかな目で、口角は上がって口が開いているときなどです。

また、同じように耳を寝かせていても「恐怖」や「ストレス」を感じていることもあります。もし、耳が寝かされている状態でも、口元が閉じられた状態の場合や、白目がむくほど目が見開かれている場合は、「心配」や「不安」を表している可能性が高いと言えます。そのときは、できれば刺激せず、ポメラニアンの緊張を解いてあげられるよう配慮してあげると良いでしょう。

「嬉しさ」などの場合は耳を後ろにべったりと寝かせる一方、「恐怖」などの場合は耳を少し後ろに引いているように見えます。わずかに耳の倒れ方が違うので見極めましょう。

まとめ

ポメラニアンの気持ちは仕草だけではなく、口や眼、耳の表情からも知ることができます。愛犬の感情を理解できれば、お互いにとってより良い関係で暮らすことに繋がるので、表情からワンちゃんの感情を読み取れるようになることも大切です。

ブリーダーナビではさまざまなワンちゃんをご紹介しています。きっと家族の一員になる素敵なワンちゃんと出会うことができるでしょう。

子犬を探す