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ビションブリッツ(ビションスイッチ)とは
【ビションブリッツ】は【ビションスイッチ】とも呼ばれ、「何の前触れもなく突然狂ったように走り回る」というビションフリーゼ特有の行動です。
ブリッツは英語で『blitz』と書き、「電撃的に動く、急に行動を起こす」という意味があります。
中にはただ走り回るだけでなく、噛んだり吠えたりといった行動をする子もいるので、その場合は制御できるようしつけが必要です。
なぜビションブリッツをするの?5つの原因
前触れもなく突然走り出すビションブリッツですが、「せめて原因が分かれば対応できるのに…」と思う飼い主さんも多いのではないでしょうか。
ここでは、ビションブリッツの原因と考えられる5つを紹介します。
1.運動不足
考えられる原因の1つが、運動不足です。
犬の散歩にはストレス解消の効果もありますが、散歩不足などからストレスをため込んでしまうと、ビションブリッツが出るようになるという話があります。
また、単純に体を動かしたいという欲求から急に走り出すような行動に出るのかもしれません。
そうでなくとも、運動不足は肥満の原因になるので、体調管理という意味でも日頃からしっかりと運動させるようにしましょう。
2.欲求不満
運動不足に通じるところがありますが、欲求不満によりストレスが溜まると、イライラからストレス発散のためにビションブリッツをするようになると考えられています。
ビションブリッツで走り回ることで、ストレスを解消しているのかもしれません。
3.興奮
ビションブリッツをしてしまう原因として、興奮していることも考えられます。
例えば、飼い主さんや他のワンちゃんと一緒に遊んでいる最中に興奮が高まると、突然走り回ることがあります。ビションフリーゼを多頭飼いしていると、他の子に影響を受けて別の子も走り出すということもあるでしょう。
特にビションフリーゼは興奮しやすい傾向にあるので、このような行動が出やすいのではないでしょうか。
4.解放感
爪切りやシャンプーなど、飼い主からすれば大切なお手入れですが、それが苦手なワンちゃんも少なくありません。だからなのか、終わった瞬間何があったのかと思うほど突然猛ダッシュしてしまう子がいます。
これは、「嫌なことをされたその場にいたくない」という気持ちと、「我慢していたことから解放された」ことによる行動と思われます。
5.病気の可能性も
何かしらの精神的な病気が原因で突発的に走り回ることがあるということもあるようです。
具体的な因果関係は解明されていませんが、愛犬の様子がおかしいと思ったら、一度動物病院で診てもらうことをおすすめします。
愛犬がビションブリッツをした時は止めるべき?対策は?
もしも愛犬がビションブリッツをし始めたら、どのように対応すれば良いのでしょうか。
無理に止めることはせず、基本的には自然に収まるまで放っておくようにしてください。
ただし、周囲にぶつかってケガをするような危険なものがあるのなら話は別。安全性を確保してあげてくださいね。
あまりに目に余るようなら、おもちゃやおやつで気をそらしてクールダウンさせると良いでしょう。
ビションブリッツの動画を観て、「かわいい」と感じる方もいるかもしれません。だからといって、愛犬をわざとビションブリッツに誘導するようなマネは絶対にNGです。
一説によれば、ビションブリッツは興奮状態なので、体に負担がかかっているともいわれています。そのため、わざとさせるようなことをするのは、愛犬の体に負担を強いていることになるのです。
室内でのビションブリッツ対策
室内で走り回るようなら、ぶつかったら危険な物をしまったり、タンスや柱の角にクッション素材のテープを張ったりといった対策をしましょう。
また、ビションフリーゼのような小型犬は骨が細く関節が弱いため、滑ってケガをする恐れがあります。カーペットや絨毯など滑り止めとなるものを敷くのも有効です。
それ以外だと、部屋の外に飛び出してしまわないように戸締りをすることも重要でしょう。
屋外でのビションブリッツ対策
屋外で怖いのは、やはり事故です。
ビションブリッツは前触れなく突然走り出すので、油断していると制止することが間に合わずリードを離してしまいかねません。そのため、散歩中はリードを短く持って、いきなり走り出しても止めることができるよう心がけましょう。
また、ドッグランなど他の人も利用する場所では、周囲の人やワンちゃんにケガを負わせることがないよう、相手との距離感や愛犬の様子に気を配るように注意してください。
ビションブリッツはいつからし始めるの?
ビションブリッツをやり始めるのは、子犬の頃といわれています。
子犬はとても元気な遊びたい時期なので、あり余るエネルギーを消費するためにビションブリッツを行うという説もあるようです。
そのため年を重ね落ち着いてくるに伴い、少しずつ頻度が減って行く傾向があります。
とはいえ個体差があり、子犬でもあまりビションブリッツをしない子や、成犬であっても活発にする子もいるようです。
実は他の犬種でも見られる行動
上述したように、『ビションブリッツ』とはビションフリーゼ特有の行動として知られています。しかし、興奮が抑えきれず衝動的に走り回ったりすることは、それほど珍しいことではなく、他の犬種にも見られる行動です。
この行動を一般的に【ズーミー(Zoomies)】や【犬っぱしり】と呼びます。
犬であれば突発的に落ち着きなく行動することがあることは、理解しておくと良いでしょう。
飼い主さんが大袈裟な反応をしてしまうと興奮がエスカレートする可能性があります。ワンちゃんの安全を確保しつつ、冷静に見守るようにしてくださいね。
著者/ブリーダーナビ編集部