目次
ペキニーズの性格について
ペキニーズは賢い?
ペキニーズは賢いためしつけなどの物覚えが比較的早いといわれています。飼い主さんに忠実で吠えにくいため、飼育初心者でも飼いやすいといえるでしょう。
ただしプライドが高く頑固な一面があるので、賢さと相まって自分の考えで行動しようとする傾向があります。時間をかけて丁寧にしつけてください。
犬なのに猫っぽい性格?
ペキニーズは、マイペースで独立心旺盛、頑固で飼い主への依存が少ないことから、「犬なのに猫っぽい性格」といわれる犬種です。飼い主さんに干渉したり依存したりすることもあまりないでしょう。
そのため、愛犬とはベッタリしていたいと思う方からすれば物足りないと感じるかもしれません。
また、人見知りをするため家族以外にはなかなか懐かない性格でもあります。
元気な犬種?
ペキニーズは落ち着きがあり、誰かと一緒にいるよりもひとりで静かに過ごすことを好みます。
自分からトラブルを起こすような真似はしないものの、ケンカになると決して引かない負けず嫌いなところがあるので、そうした気の強さはある意味元気があるといえるかもしれません。
初心者には飼いやすい犬種なの?
ペキニーズは、飼い主さんに忠実で吠えにくい傾向があるので、その点でいえば飼育初心者でも飼いやすいでしょう。
ただし猫のような性格をしているため、「愛犬と一緒に遊びたい」という人よりも「愛犬と落ち着いた時間をすごしたい」という方に向いた犬種といえます。
また賢いのでしつけも覚えやすく、比較的しつけで困ることは少ないといえます。
噛みやすいってきいたけど?
「ペキニーズは噛みやすい・噛み癖がつきやすい」という話もあるようですが、ペキニーズだから特別噛むということはありません。
言ってしまえば、犬種問わずすべての犬は噛むことがあります。
なぜなら噛むという行為は犬にとって自然のことで本能的な行動だからです。
仮にしつけができたとしても完全に止めさせることはできないでしょう。
そのため、噛むことを止めさせようとするよりは、噛んでも良い物と悪い物を教えて、噛まれたら困る物を愛犬の行動範囲内に置かないようにしてください。
ペキニーズの場合、人間に甘えて噛みついてくるようなことは少ないと思いますが、それでも人を噛むことが楽しいと覚えてしまったら、無視するようにしましょう。
噛まれて反応することで「構ってもらえている」と思わせてしまいます。
噛まれても無視して「噛んでも構ってもらえない」と学習させるようにしましょう。
多頭飼いには向いている?
結論から言えば、ペキニーズは多頭飼いに向いている犬種とはいえません。
上述したようにマイペースなペキニーズ。誰かと一緒にいるよりもひとりで過ごすことを好むため、多頭飼いする相手次第ではトラブルが起きてしまう可能性があります。
とはいえ、一番重要なのは相性なので相性が良ければ、難なく多頭飼いすることができるかもしれません。
猫と暮らすことはできる?
ペキニーズは猫っぽい性格をしているとはいえ、犬同士の多頭飼いにも向いていないタイプ。異なる種族である猫と暮らすのは難しいかもしれません。
とはいえ同居するのであれば大事なのはやはり相性なので、まずは相性の良さを
確認してから多頭飼いするか決められればベストでしょう。
他の犬種や他人とは仲良くなれる?
ペキニーズはマイペースで誰かと一緒にいるよりもひとりで過ごすことを好むため、あまり社交性が高い犬種とはいえません。この猫のような性格から、自分から積極的に他人と仲良くしようとするタイプではないといえます。
お散歩中に出会ったワンちゃんや知らない人に、不用意に近づけるのは避けるようにしましょう。
警戒心が強く頑固な面があるので、仲良くなるには少し時間が必要かもしれません。ドッグランなどでも、他の犬がいる場合はよく気を付けて見ているようにしましょう。
どういった人に向いている犬種?
「猫のような性格の犬種」ということで、ペキニーズの飼い主には、常にベッタリ一緒にいることよりも、適度な距離感を保てる人に向いているといえます。
マイペースで単独行動を好むので、留守番は比較的得意。そのため一人暮らしや共働きなどの、留守にしがちなご家庭でも無理なく飼うことができます。
落ち着いているため来客があっても興奮して困るようなことはないものの、警戒心が強い傾向があるので、散歩も含め家族以外との関わり方には注意が必要です。
性格が似ている別犬種はいる?
チワワ
現在では愛玩犬の代表ともいえるチワワですが、性格は意外とツンデレで、猫のようにマイペースな気質と言われています。
チワワの性格や特徴は?飼いやすい?パグ
パグは、ペキニーズのように落ち着いた性格といえるでしょう。のんびりしており比較的お留守番が得意なところも似ています。ただし人懐こいので、その点は真逆の性格といえます。
秋田犬
秋田犬は警戒心が強い点がペキニーズと似ています。家族以外の人や見知らぬワンちゃん相手には警戒して近づこうとしません。また、頑固な面もペキニーズに似ています。
性格の見分け方はある?
ブリーダーやペットショップからお迎えするときに、より自分に合ったペキニーズを見極められると良いですよね。
「犬界の猫」とも呼ばれるペキニーズは、独立心が強く誰かと一緒にいるよりもひとりで行動することを好む傾向があります。
しかしこれはあくまでも犬種全体の傾向であり、ペキニーズの中でも個体差があるので、性格を見極めるには実際にコミュニケーションを図ってみるしかありません。
実際に対面して、分かることも多いでしょう。
例えば抱っこを嫌がるようなら縄張り意識が強い傾向があり、他の子と違い自分のペースで活動しているようなら独立心が強い頑固な子の可能性があります。
また周囲を気にせず我先にと真っ先に近寄って来るようならプライドが高いタイプ。積極的にアピールして近寄って来るようなら、人懐っこく構ってほしいタイプといえるでしょう。
オスとメスの性格の違い
犬の性格は、一般的にオスの方が甘えん坊でメスの方が落ち着いているといわれています。ただし、これはあくまでも犬という動物の性格傾向であり、必ずしもペキニーズに当てはまるとは限りません。
性格の違いは何よりも個体差が大きいので、実際に触れ合うことで初めて理解できるといえるでしょう。
著者/ブリーダーナビ編集部