地域によって違う!都道府県別『人気犬種ランキング』東京vs.大阪編

なにかと比較され、言葉だけでなく気質や住環境にも違いのある東京と大阪。では、好きな犬種に違いはあるのでしょうか?今回はそんな疑問にお答えするため、ブリーダーナビ2021年上半期の成約数を元に、東京と大阪それぞれの人気犬種ランキングを集計しました!

2021年上半期 人気犬種ランキング東京vs.大阪


<ブリーダーナビ成約頭数によるランキング(対象期間:2021年1月~6月)>

唯一の和犬は大阪に


東京と大阪の大きな違いは、【豆柴】が大阪だけにランクインしていること。今回のランキングで唯一の和犬となりました。

豆柴はその名の通り『小さい柴犬』。体重は柴犬の約6割以下とかなり小柄ですが、性質は柴犬とほぼ同じとされています。

和犬らしい性格で、信頼した家族に忠誠を誓う反面、飼い主以外を警戒し他人には敵意を向けることもあります。

そのような理由から、しっかりしたしつけが大切と言われている豆柴。大阪にはしつけの大変さをいとわない方が多いのでしょう。

しつけが難しい犬種が多くランクインしている大阪


大阪では、東京でランク外だった豆柴のほかに【ヨークシャーテリア】【ロングヘアードカニンヘンダックスフンド】がランクインしました。

ヨークシャーテリア通称ヨーキーは、テリアの一種。勇敢で自立心旺盛なためしつけが難しい犬種と言われています。

またミニチュアダックスフンドよりもさらに小さいカニンヘンダックスフンドも、見た目のかわいらしさとは裏腹に立派な狩猟犬。忠誠心が強い反面、狩猟に適した強気で頑固なところがあるため、しつけには根気が必要とされています。

大阪ではしつけが難しい犬種でも人気が高くなる傾向があるんですね。

東京はしつけがしやすい犬種が人気


東京では、大阪でランク外だった【ミニチュアシュナウザー】【ポメラニアン】【チワプー】がランクインしました。

頑固で他人を警戒しやすいものの賢いことで有名なミニチュアシュナウザー、甘えん坊で元気いっぱいのポメラニアン、社交的で賢いチワプーと、比較的しつけがしやすいと言われている犬種が多くランクインしたと言えます。

不動の人気!ワンツー獲得はトイプーとチワワ


【トイプードル】【ロングコートチワワ】が、順位こそ逆なものの東京・大阪ともにTOP2につけており、日本国内で安定して高い人気を誇っていることが分かりました。

また【フレンチブルドッグ】とミックス犬が、どちらもランクインしているものの、東京と大阪で逆の順位につけているのが、面白い結果といえるでしょう。

今回のアンケート結果を踏まえて


総じていえるのは、日本では小型犬の人気が圧倒的ということではないでしょうか。

サイズによる括りのないランキングでしたが、東京・大阪ともにTOP10にランクインした犬種はどれも小型犬という結果になりました。

またJKCには登録されていない【マルプー】【チワプー】が、ミックス犬の扱いではなくそれぞれ1つの犬種としてランクインするほどの人気を誇っていることも興味深いと思いました。

これは、マルプーとチワプーが、愛犬家の間である意味市民権を得たといえるのではないでしょうか。

今回は日本の2大都市である東京と大阪の人気犬種ランキングとなりましたが、それ以外の地域ではどのようなランキングになるのかとても興味深いですね。