【アンケート結果発表】犬が人の顔や手をなめる4つの心理

愛犬になめられると、甘えられ愛されているようで、飼い主としては素直に嬉しいものではないでしょうか。好かれていることは分かるけど、愛犬は実際どんな気持ちでなめてくれているのか知りたいと思いませんか?ブリーダーナビ公式Twitterでは、愛犬に顔をなめられたことがあるかについてのアンケートを実施しました。

愛犬は飼い主さんの顔をよくなめる?


(ブリーダーナビ公式Twitterでのアンケート 2021年7月21日実施)

愛犬に顔をなめられたことのある飼い主さんが約96%!そのうち「よくなめてくる」方が約7割という結果となりました。ほとんどのワンちゃんは飼い主さんのお顔をなめているんですね。

それでは犬が「人の顔や手」をなめるときの心理、そして特に「顔」をなめるときの心理とはどういうものなのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう!

1.愛情表現

ワンちゃんが人をなめるのは、信頼からくる愛情表現の1つです。

この場合、しっぽを思い切り振り回して飼い主が大好きで仕方ないといった様子でなめまわしてきます。外出していた飼い主が帰宅したとき、それまでの寂しさの反動で、飛びついてなめ回してくる子も珍しくありません。

特に口元をなめてくるようなら格別な信頼を寄せている証なので、飼い主として自信を持って良いでしょう。

2.構ってほしい

犬は構ってほしいとき、その意思表示としてなめることがあります。

テレビを見ていたり仕事をしていたり、他のことに集中している飼い主に「僕のことも構って」という意味で、なめることで気を引こうとします。

こんななめ方をする場合は愛犬を退屈させている可能性が高いので、少しの間でも構ってあげると良いでしょう。

また「遊んでほしい」「お腹が空いた」など、何かを要求するためになめることもあるので、愛犬の様子から何を求めているのか読み取ってあげてください。

3.落ち着いてほしい

犬が自分の体や手をなめるのは『カーミングシグナル』の場合があります。

カーミングシグナルとは、言葉が使えない犬のコミュニケーション手段のこと。自分や周囲を落ち着かせるための行動で、興奮している近くの犬に「落ち着いて」と伝えるために自分をなめることがあります。

落ち込んでいたり辛そうにしたりしている飼い主をなめるのも同様にカーミングシグナルと考えられます。

また、泣いている赤ちゃんをなめながら飼い主を見ている場合は、「赤ちゃんを落ち着かせて」という意思表示になります。

4.においが気になる

犬はにおいから多くの情報を得ますが、気になるにおいがあるとその対象をなめることで、より詳しく知ろうとします。

これは食べ物に対して見せることが多いですが、飼い主の手に気になるにおいが残っている場合などもなめて確認しようとします。

飼い主の体をなめるときの心理

顔をなめる

飼い主の顔をペロペロと嬉しそうになめる場合は、敬意や信頼の証で、ワンちゃんの一番の愛情表現といえるでしょう。

手をなめる

飼い主の手をなめるのは、「甘えたいとき」「遊びの催促をしたいとき」です。

ワンちゃんにとって飼い主の手は、優しく撫でてくれたりご飯・おやつをくれる、体の中でも特に愛情を感じる場所の1つです。

逆に、叩くなど嫌なことをされた場合、手は恐怖の対象になり、手を伸ばしただけで逃げるようになってしまうでしょう。

だからこそ手に対して見せる行動は、愛犬が飼い主をどう思っているのか知ることができるバロメータといえるかもしれません。

足をなめる

愛犬が足をなめてきたら、それは構ってほしいというサインです。

また、犬は人間がくさいと感じるにおいを好む傾向があり、中でも飼い主のにおいが大好きです。そのためただ「においが好きだから」という理由でなめてくることもあります。

まとめ

言葉を話せない犬にとって、なめるという行為は大切なコミュニケーション手段の1つです。

なめる場所によってその意味は違うので、今回の記事を参考にどんな心理でなめてくれているのか、何を求めているのかを理解して、より良い関係を築きましょう。