ブリーダーナビでは、インスタグラムで『愛犬がお散歩で歩きたがらなくて困ったことがある?』というアンケートを実施しました。アンケートの結果とともに、犬が散歩を嫌がる理由とその対処法を5つ、紹介します。
愛犬がお散歩で歩きたがらなくて困ったことがある?
(ブリーダーナビ公式Instagramでのアンケート 2021年7月20日実施 回答数118)
半数以上の方が、愛犬がお散歩中に「歩かないです!」状態になって困ってしまったことがあるという結果に!これは驚きの数字ですね。それではなぜ歩かなくなってしまうのでしょうか?考えられる原因と対処法を見ていきましょう。
1.リードや首輪、ハーネス
リードや首輪・ハーネスといった散歩に欠かせないグッズは、犬にとっては異物です、そのため、早めに慣れさせておかないと、いざ散歩デビューしようとしても付けることを嫌がってしまうかもしれません。
対処法としては、いきなり身に付けさせるのではなく、まずは首輪・ハーネスを好きに触らせたり遊ばせたりして、慣れさせることから始めましょう。
また体に直接身に付ける首輪やハーネスは、サイズが合わないと不快感から装着すること自体を嫌がることも。
子犬は成長が早いので、こまめに大きさが合っているか確認して、場合によっては大きな物に買い替えてください。
2.散歩中に嫌なことがあった
過去、散歩中に嫌なことや怖いことがあった場合、それを覚えていて散歩を嫌がることがあります。
例えば見知らぬ犬に吠えられた、工事現場の大きな音がして怖いなど、場所を記憶していてそこに近付こうとすると嫌がってそれ以上進まなくなることがあるのです。
散歩は嫌がらずに出かけるけど、ある方向に向かうと突然立ち止まるようなら、このケースが考えられます。
こういう場合は、愛犬が嫌がる場所を探して、散歩コースからその場所を外すと良いでしょう。進まなくなる場所と普通に歩ける場所が明確なので、対処は比較的簡単です。
ただし、根本的な嫌悪感や恐怖心が取り除けたわけではないので、その点はしっかりケアしてあげてください。
3.疲労
愛犬の体力以上に長時間・長距離の散歩をさせると、疲れてしまいそれ以上歩かなくなってしまうこともあります。
高齢になり筋力や体力が衰えてくると、それまでと同じ散歩メニューでも体がついていかなくなってしまうことがあるので、様子を見ながら無理のない範囲で散歩させてあげましょう。
老犬でなくとも、長い距離を歩いたり駆け足をしたりすると疲れてしまいます。愛犬の呼吸が荒いようなら疲れていると思われるので、一旦休ませてあげると良いでしょう。
犬にとって散歩は欠かせない大切な日課です。しかし、疲れてまで歩かせ続けるのはケガをさせることにもなりかねないので、合間で休憩を挟む、散歩コースを見直すなどの対処をすることをおすすめします。
4.気温や天候
夏場や冬場など、極端に暑かったり寒かったりすると、犬は外に出ることを嫌がるようになります。これは人間も同じですが特に犬は暑さに弱いので、夏の暑い日などは昼間の散歩は避けた方が良いでしょう。
とはいえ、ずっと散歩をさせないというわけにもいかないので、万全の対策を講じたうえで、夏であれば涼しい時間を、冬であれば暖かい時間帯を選んで出かけるようにしてください。
また、濡れることが好きでない子の場合、雨が降ると散歩を嫌がるかもしれません。よほどの悪天候であれば散歩に出ないのもありですが、ある程度は雨に濡れることに慣れる練習をしておく方が良いでしょう。
5.ケガや病気
ケガや病気など、何かしらの体調不良が原因で散歩を嫌がる場合もあります。
普段は喜んで散歩に出かけるのに、ある日突然散歩を嫌がるようになったら、歩くことが苦痛になるようなケガや病気をしているかもしれません。
犬は我慢強い動物なので、どこかに不調があったとしてもそれを隠そうと振舞います。そのため、いきなり散歩を嫌がるのではなく、何かしらの兆候がある場合がほとんどです。
例えば「歩く速度がいつもより遅い」「動きがぎこちない」「足を引きずっている」など、普段から愛犬の様子をつぶさに観察して、わずかな異常も見逃さないようにしましょう。
まとめ
もしも愛犬が散歩を嫌がるようなら、必ず何かしらの理由があります。今回紹介した内容を参考に原因を特定して、散歩ができるように対処法を試してみてください。
著者/ブリーダーナビ編集部