正式名称ちゃんと言える?『長い名前』の犬種10選!

世の中には、一口では読み切れないほど長い名前の犬種がいることをご存じでしょうか?あなたが知っているあの犬種も、実は正式名称ではないかもしれません。今回は、舌を噛みそうなほど長く覚えるのが大変な犬種名を10個紹介します。

1.ウェルシュ・コーギー・ペンブローク


一般的にコーギーの名で親しまれている、日本でも人気の高い犬種です。

大きな立ち耳と胴長短足の体型が特徴で、コーギーの後ろ姿が好きという方も多いのではないのでしょうか。

ウェルシュ・コーギーには、ペンブロークのほか【カーディガン】という種類が存在します。

2.キャバリア・キング・チャールズ・スパニエル

一般的にキャバリアと呼ばれている犬種で、『キング・チャールズ』」のミドルネームが示す通り、イギリス王室の寵愛を受けていました。

やや大きめの小型犬で、大きな目と垂れ耳が特徴です

ちなみに、キャバリアとは英語で「中世の騎士」を意味する言葉になります。

3.プチ・バセット・グリフォン・バンデーン


日本ではあまり馴染みのない犬種ですが、ジブリ作品のキャラクターのモデルになったことで知られています。

一般的に『プチバセ』の愛称で呼ばれており、名前を日本語で訳すと「小さい」「地面の近く」「粗く硬い毛」「バンデーン(フランスの地名)」となります。

4.イングリッシュ・コッカー・スパニエル


日本では「インギー」の愛称で呼ばれる、イギリスの原産のスパニエル系の中型犬。元々鳥猟犬として活躍していたため泳ぎが得意で、地上での運動能力も高いです。

攻撃性が高い傾向にあるので、子犬の頃からしっかりとしつけておく必要があります。

5.アイリッシュ・ソフトコーテッド・ウィートン・テリア


アイルランド原産の絹のように柔らかい被毛を持つ、小麦色のテリアです。

アイルランド産の犬種の中では最も歴史が古く、1700年代頃から害獣駆除や番犬などの使役犬として人間とともに暮らしていました。

あらゆる犬種の中でも最も長い名前を持った犬種になります。

6.ポーリッシュ・ローランド・シープドッグ


日本での知名度はあまりない犬種ですが、原産国であるポーランドでは高い人気を誇る大型犬です。【ポルスキー・オフチャレク・ニジニー】という長い別名があり、略してPON(ポン)という愛称で呼ばれています。

世界大戦時に爆撃を察知して、多くの人命を救ったというエピソードがあります。

7.ブラック・アンド・タン・クーンハウンド

名前の通り、【ブラック&タン】という黒と黄褐色の毛色をした、クーン(アライグマ)を狩るための猟犬として活躍してきた犬種です。

熊やピューマといった、大型の野生動物の狩りにも同行するほど優秀な狩猟犬で、ドッグショーでは「狩猟で負った傷はマイナス評価とされない」という珍しい犬種です。

8.ジャーマン・ショートヘアード・ポインター


日本ではあまり個体数が多くないため、知っている方は少ないかもしれませんが、外国では比較的メジャーな犬種です。

鳥猟犬としてもショードッグとしても有能な大型犬で、バランスが取れた引き締まった体とお手入れのしやすさが特徴になります。

9.ノヴァ・スコシア・ダック・トーリング・レトリバー


カナダのノヴァ・スコシア半島で改良された犬種で、大型犬である他のレトリーバー種と比べて小柄です。その分敏捷性や機動性は高く、ドッグスポーツ向きといえるでしょう。

欧州では「ミニ・ゴールデン」とも呼ばれ、小さいため飼育がしやすいので、正しいしつけができればとても優秀な家庭犬になります。

10.アイリッシュ・レッド・アンド・ホワイト・セター


日本ではあまり知名度は高くありませんが、アイリッシュ・セターの原種となる犬種です。

体がやや小さく短いものの、パワフルで引っ張る力が強いため、子犬の頃からしつけておかないと、将来散歩で苦労することになるでしょう。

穏やかで友好的な性格なので、小さなお子さんや高齢者がいるご家庭でも比較的飼いやすい犬種です。

まとめ

犬の種類は実に多く、犬好きを自認している方でも始めて聞いた名前というのもあったのではないでしょうか。

長い名前というのは、口にするのも難しくなかなか憶えられないので、一般的には愛称や略称で呼ばれることがほとんどです。

今回紹介した犬種以外にも、まだまだ長い名前の犬は多いので、興味がある方は一度調べてみてはいかがでしょうか。