動物病院で嫌がられる飼い主のNG行動4つ

NGその1.待合室でリードを長く持ったり外したりする


動物病院の待合室では、リードはなるべく短く持つのが基本。ワンちゃんは飼い主の足元に座らせて、呼ばれるのをおとなしく待つようにしましょう。

抱っこしていたほうが落ち着くワンちゃんは、抱っこしたり飼い主の膝の上に抱えていても大丈夫です。ただ、他のワンちゃんやワンちゃん以外の動物にびっくりして飛び降りないように、抱っこのときでもリードは必ず掴んでおいてくださいね。

どうしても興奮してしまったり、緊張しすぎてしまったりする場合には、病院の外や車の中で待つこともできます。受付のスタッフに相談してみてください。

また待合室でリードを外すのは、もちろんNGです。これは動物病院に限らず、公共の場ならどこでも共通するマナーですね。

様々な症状の動物がいる中でうろうろ歩き回るのはマナー違反となるので、注意しましょう。

NGその2.粗相をちゃんと処理しない


緊急時は仕方がありませんが、そうでないときにはトイレを済ませてから動物病院に行くようにしましょう。

でも事前にトイレを済ませていても、待合室はワンちゃんにとって慣れない環境…。緊張や恐怖から、粗相をしてしまうこともありますよね。

そのときには飼い主が必ず処理するようにしてください。そのためのペットシーツやビニール袋、マナーポーチなども持参するようにしましょう。

排泄物を綺麗にしたあとは、病院のスタッフにも申告してくださいね。感染症予防や免疫力が低下している他の動物のために、病院側で消毒を行うこともあります。

NGその3.待合室で他のワンちゃんとのごあいさつをする


動物病院には、さまざまな症状の動物たちが集まります。

一見元気そうに見える子でも、実は感染症にかかっていたり、興奮して攻撃的になっていたりなど、あらゆる可能性が考えられます。ワクチン未接種のワンちゃんもいるかもしれません。

そんな中でワンちゃん同士のごあいさつをさせるのは、かなりのハイリスク。

愛犬が他の子や動物に興味を持つこともあると思いますが、接触しないようにしっかりと抑制しましょう。

ワンちゃん同士だけではなく飼い主も同様です。可愛い子や珍しい子を見付けても、許可なしで触らないようにしましょうね。

NGその4.待合室でおやつなど食べ物を与える


ソワソワして落ち着かない愛犬に、大好きなおやつをあげたいと思うかもしれませんが…待合室での飲食は、基本的にNGです!

診察に来ている他のワンちゃんの中には、検査のために前日から食事をしていないという子や、療養食しか食べられないという子もいるかもしれません。そこでおやつなどの食べ物を出すと、思わぬトラブルに発展する可能性もあります。

待合室では基本的に飲食できませんが、診察中暴れてしまうワンちゃんにおやつをあげてOKの病院もあります。必要に応じて用意しておいてもいいかもしれませんが、待合室では出さないように気をつけましょう。

他の動物や飼い主への配慮を忘れずに


ここでご紹介した内容は、他の動物や飼い主への配慮があれば、当たり前に守れることばかりだと思います。

動物病院はワンちゃんだけではなく、いろんな動物が様々な症状で集まっています。そのことを念頭に置き、他の動物や飼い主への思いやりも忘れないようにしましょうね。小さな出来事が大きなトラブルに発展しやすい動物病院。他の方々への気遣いが、自分のワンちゃんを守ることにも繋がります。

また診察を受けるにあたって、持ち物やマナーの他にも、症状についてのメモがあるとスムーズです。いつから、どんな頻度で、どんな症状が起きているかなど、詳細をメモしておくとよいでしょう。