チワワはとても人気が高い犬種ですが、実は一部では「性格が悪い」といわれています。
ここでは、チワワはなぜ性格が悪いといわれるのか、その理由と原因、愛犬をわがままな子にしないための対処方法を解説します。
性格が悪いと言われている理由
チワワは「可愛らしい」というイメージとともに、「性格が悪い」といわれることもあります。小柄な体に大きな瞳のチワワは、見れば「可愛らしい」と分かるのですが、ではなぜ「性格が悪い」といわれるのでしょうか?
よく吠えてうるさい?
理由の1つに、鳴き声が挙げられます。
チワワは見た目に反して警戒心が強く強気な性格で、さらに臆病な面も合わさり、攻撃性が「吠える」という形で表に出ることがあります。この攻撃性がエスカレートすると吠え癖になってしまい、飼い主の言うことを聞かない「わがままな犬」と思われるのでしょう。
噛み付くことが多い?
警戒心が強く臆病なチワワは、恐怖心が攻撃性になり噛みつくことがあります。
この場合も、やはり吠える時と同様に問題行動といえますが、小型犬とはいえ直接危害を加える行動なので、問題の大きさは吠え癖よりも大きいといえるでしょう。
こうした恐怖心から生まれた攻撃性が、チワワは性格が悪いといわれる理由の1つと考えられます。
他の犬種よりも懐きにくい?
確かにチワワは警戒心が強く臆病なので、他の犬種と比べて懐いてくれるようになるまでは時間がかかるかもしれません。しかし一度懐いてくれれは、飼い主に対する忠誠心の強さと愛情の深さから、飼い主にベッタリな子になります。
元来、チワワは飼い主に従順な性格なので、飼い主をリーダーと認めていれば言うことを聞いてくれるはずです。
わがままな犬種?
人間もそうですが、何が何でも自分の要求を通そうとする、度を越えた「わがままさ」は性格が悪いといわれても仕方ないでしょう。
特徴的な愛くるしい見た目のチワワは、確かに可愛い犬種です、そのため飼い主さんからすれば、可愛いというだけで何でも言うことを聞いてあげたくなるもの。
しかし、全ての要求を聞いてあげて甘やかしてしまうと、子犬特有のわがままさを助長させることになり、他人からは「性格が悪い」と思われる子に育ってしまうかもしれません。
しつけに問題あるのかも?
では、なぜチワワはこうした「性格が悪い」と思われる行動を取るのでしょうか
生来の性格や性質など、持って生まれたものもあるとは思いますが、それだけが全てというわけではありません。何よりも大切なのは、成長する過程で何を学び、どのようなしつけを受けてきたか、ではないでしょうか。
過度な甘やかしは厳禁
チワワは賢く甘えん坊なので、どうやったら飼い主が甘やかしてくれるのか、考えて行動します。そのため、人によっては過度に甘やかしてしまい、しつけが疎かになってしまうことも。そうなると、飼い主の言葉を聞かなくなるだけでなく、主従関係が逆転してしまい、何よりも自分の気持ちを優先させてしまう、わがままな子に育ってしまうかもしれません。
愛犬をそんなわがままな子にしないためにも、やはりしつけは重要です。
可愛がるだけでなく、信頼関係をきっちりと構築して、飼い主の言葉に耳を傾けてくれる子に育てましょう。
臆病な気質を理解して接する
上述したように、チワワは臆病で警戒心が強い犬種です。番犬としての役割が期待できますが、見知らぬ人に対して攻撃的になることもあります。そのため、「小さくて可愛いワンちゃん」という認識でいると、思わぬ凶暴性を見せられて「こんな性格だとは思わなかった」ということになるかもしれません。
こうした誤解を避けるために、チワワとはどんな性格の犬種なのか、理解したうえでしつけを行うようにしましょう。
慣れるまではこの性格に悩むこともあるかもしれませんが、一度心を開いてくれれば、飼い主だけでなく他の動物にも懐いてくれるので、苦労した分は報われるのではないでしょうか。
吠える、噛みつく、言うことを聞かないときの対処
もしも愛犬が「性格が悪い」といわれる行動を取るようになったら、どのように対処すれば良いのでしょう。
それぞれの対処法について確認していきましょう。
チワワが吠えるときの対処法
吠え癖で困っているようなら、チワワが吠えても反応せずに無視を貫きましょう。
要求に従うことはもちろんNGですが、吠えたことを叱るだけでも「吠えたら構ってくれた」とチワワを喜ばせることになるので、「吠えても無視をする」を心掛けてください。
チワワの吠え癖への対処法は、下記のページでより詳しく解説しています。
無駄吠え?要求吠え?チワワの吠え癖の原因と対策
チワワが噛みつくときの対処法
臆病なチワワは、恐怖心から攻撃的になり噛みつくことがあります。原因は恐怖心と分かっているので、何よりも怖がらせないように、気持ちを落ち着かせたうえで、じっくりと教えていってください。
チワワが噛み付いて困るようなら、下記のページに詳しい対処法が掲載されているので、ぜひご覧ください。
チワワが言うことを聞いてくれないときの対処法
チワワが言うことを聞いてくれない場合は、そもそも飼い主をリーダーと認めていないのでしょう。そのため、まずは信頼関係を築き、リーダーと認めてもらう必要があります。
しかし、関係性を変えるには長い時間がかかるので、焦らず毎日を積み重ねていきましょう。
チワワの噛み癖、吠え癖以外のしつけ関しては、下記のページでも詳しく解説しています。愛犬を問題行動をするような性格の子にしないためにも、今回の記事と合わせてぜひ参考にしてください。
まとめ
チワワは、「うるさい」「性格が悪い」など誤解されやすい犬種ですが、他の犬種と同様にしつけがしっかりとできていれば、可愛らしい優れたパートナーになってくれるでしょう。
大切なのはワンちゃんとの愛称です。
チワワと楽しく過ごすために、見た目だけでなく性格まで考慮して迎え入れる子を選んであげてくださいね。チワワの性格については下記ページも参考になれば幸いです。
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著者/ブリーダーナビ編集部