長田ブリーダーインタビュー | 滋賀県| パグ、フレンチブルドッグ

質問やメッセージが届いたら確実な答えを見つけて答えるようにしています

―まず始めにブリーディングされているワンちゃんについてを教えてください。

長田ブリーダー：メインの犬種はパグとフレンチブルドッグです。

―こちらの犬種を選ばれた理由を教えてください。

長田ブリーダー：フレンチブルドッグとパグに関しては、散髪がいらず、管理がしやすいというところが大きいかもしれません。自分ひとりで無理なく、きれいにしてあげられますし、昔から鼻ぺちゃのワンちゃんが好きなところもあります。

―そうだったんですね。現在は何頭ほど飼育されているんですか？

長田ブリーダー：50頭ほど飼育しています。

―ブリーダーを目指すきっかけを教えてください。

長田ブリーダー：昔から動物全般が大好きで。ワンちゃんが飼えるような年齢になったら飼おうと思っていて、飼い始めたのがきっかけですかね。そこから赤ちゃんを産ませたいと思い、そこからブリーダーとしての生活が始まりました。

最初の何年間、それこそ10年くらいは上手くいかないことが多かったです。そこからすごく勉強して、今は少しだけ楽になったなと感じています。人が知らないことも知識として身についたなと感じています。

今はワンちゃんのことに没頭できる環境なので、ワンちゃん第一に時間をかけて、気を遣ってブリーディングしています。その分、家のことは放置気味なんですけど（笑）

―ワンちゃんのお世話で手いっぱいになってしまいますもんね（笑）

長田ブリーダー：そうなんですよ（笑）

―1日のスケジュールとしてはワンちゃんのお世話とお客様とのやり取りが大きなところでしょうか？

長田ブリーダー：そうですね。それと午前中、10時半くらいまでには犬舎の掃除を終わらせています。1回目のご飯をあげたあとに、病院に向かって健康診断やワクチン接種、帝王切開のある子の対応などをしています。

帰ってきてからは2～3時間おきに哺乳をしたりですかね。

それと、すべてのワンちゃんのご飯はふやかしてあげています。短頭種は急いで食べようとするところがあって（笑）どんな小粒のご飯でものどに詰まらせてしまうので、ふやかすようにしました。そのふやかし具合も調整が難しいので、そこに時間がかかったりもしますね。

元々はずぼらな性格だったんです（笑）それを直したいがために、わざと体に時間を刻んでサイクルを作るようにして。動物のお世話なので休む暇もないので、それでずぼらな性格も直るかなと思いながらやってきました。

―今はもうサイクルができてるんですね？

長田ブリーダー：そうです、そうです！なので、ゆっくりできる日もゆっくりできないんですよ。時間が来るとソワソワしてしまって（笑）

• お客さんが喜んでくれてる、大切に家族として迎え入れられているのを知るとそこが一番うれしく感じます

  

  ―病院のお話も出ましたが、1つの病院と提携されてやられているのでしょうか？

  長田ブリーダー：大きな病院なのですが、その中の一人の先生だけにすべてお任せして、信頼してやっていただいています。
  
  ブリーディングしているワンちゃんは100%人工授精と帝王切開で行っていて、難しい面が多々あるので、ご協力いただいています。

  ―ブリーダーとしてやりがいを感じるのはどんなところでしょうか？

  長田ブリーダー：お客さんが喜んでくれてる、大切に家族として迎え入れられているのを知るとそこが一番うれしく感じます。
  
  迎え入れてくれたお客様からは連絡が来ることも多く、2匹目を購入いただいたりすることもあります。迎え入れてくれた先で子犬がとてもいい子に育ってくれてることが一番だなと感じています。

• 命にかかわることすべてにこだわっています

  ―ブリーダーとしてのこだわりや大切にしていることを教えていただけますでしょうか。

  

  長田ブリーダー：命にかかわることすべてにこだわっています。
  
  食べるものに関しては、どれだけお金がかかっても、その子、その子に良いものを。毎日食べるものなので、特にご飯にはこだわっています。もちろん体調面でも気を遣っています。
  
  ペットとして迎え入れてもらう子たちを育てているので、どこの家に行っても好かれるように。子犬たちは親の性格を見てどう成長していくのか想像しながらブリーディングしていますね。
  
  子犬たちの性格、親の遺伝とかを常に考えています。もう趣味なのか仕事なのかわからないくらいずっと考えています（笑）

  ―大切にブリーディングされているのが伝わってきます。購入後のアフタフォローについても教えていただけますでしょうか。

  長田ブリーダー：特別なことはしていないのですが、購入していただいたお客様とは縁がある限りはずっと連絡を取り合っています。もちろん無理にこちらから連絡は取りませんが、例えばInstagramでやり取りをしたり、成長記録を見たり、お悩み相談とかも受けていますね。
  
  質問やメッセージが届いたら、確実な回答を見つけてお伝えするようにしています。

• ワンちゃんだから、人間だからで違うわけではない

  ―それでは最後にブリーダーから迎えたいと考えている方へ伝えておきたいことを伺えればと思います。

  色々な情報が出回っていることから、誤った知識をお客様が持ってしまっていることが、少なからずあるのも事実です。帝王切開だから、自然分娩だから、といって生まれてくる子犬に悪い影響があるわけではありません。それは人間と同じことです。
  
  ワンちゃんだから、人間だからで違うわけではないということをわかってほしいという気持ちがあります。
  
  お客様にも誤った知識を持ってブリーダーに質問するのではなく、ありのまま、疑問に思ってることを投げてほしいですね。
  
  「トイレのしつけはどうすればいいですか？」といった基本的なことでも遠慮せずに聞いていただければなと思っています。
  
  初めてワンちゃんを飼おうと勇気をもってブリーダーのもとへ訪れるお客様は不安も大きいと思うので、そこをどう解消してあげるか、手伝ってあげられるか考えています。