フレンチブルドッグを飼う前に準備するものは?
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まずは、ワンちゃんを飼うならこれがなければはじまらない!という生活必需品をチェックし、後半ではあると便利なものを確認していきましょう。それぞれのアイテムは、フレンチブルドッグに合ったものを選ぶ必要があります。選び方のポイントもぜひ参考にしてみてください。
フレンチブルドッグの生活必需品
サークル・ケージ
サークル(屋根のない囲い)やケージ(屋根付きの囲い)は、新しい生活に慣れないワンちゃんにとって、安心して過ごせるパーソナルスペースとなります。
特に子犬の場合は骨格や脳の形成が未発達のため、はじめはサークルやケージで過ごすことが多いです。室内を全力で走り回って体に負担がかかってしまったり、興奮から思わぬ事故や怪我をさせたりしないためにも、子犬の頃は多くの時間をサークルやケージ内で過ごさせます。
フレンチブルドッグは闘犬の血筋から興奮しやすい子もいるため、ケージやサークルで過ごす習慣をつけておくと、興奮時にクールダウンしたいときにも役立ちます。
ジャンプ力のあるフレンチブルドッグに適したサークルやケージは、高さのあるもの、もしくは屋根付きのもの、そしてある程度大きいものです。木製のものは噛んでしまったときに木片の誤飲につながることもあるため、あまりおすすめではありません。
トイレ用品
フレンチブルドッグを家庭に迎えたら、その日からトイレトレーニングをはじめます。そのため排泄場所となるトイレトレー、トイレシート、お尻を拭く犬用のウェットティッシュを飼う前から準備しておきましょう。
トイレトレーは足をあげておしっこをするオス用に、壁を保護するL字型のものや、サークルやケージにもともとトイレトレーがセットになっているものなどもありますので、色々とチェックしてみてください。
フレンチブルドッグは生後半年で成犬の体格に近づきます。トイレトレーを長く使いたいのであれば、ワイドサイズを用意しておくといいでしょう。子犬はトイレの回数が多いため、トイレシートは多めに用意しておくと安心です。
また、トイレではない場所に排泄をしたときに、その場所に臭いがつかないようにするために消臭剤があると便利です。ワンちゃんはトイレの場所を、シートを踏んだときの肉球の感覚や臭いで覚えるため、消臭剤は間違った場所を覚えないようにするための便利アイテムとなります。
ベッド
サークルやケージの中には、フレンチブルドッグが寝るためのベッドが必要となります。子犬の頃はトイレと間違えてしまうこともあり汚れやすいため、洗濯しやすいものが便利です。
また、私たちと同じようにワンちゃんにとっても睡眠は大切なこと。暗い場所や狭い場所が落ち着くといいますから、体をすっぽり包み込むような形のベッドを選んであげると安心して眠れるでしょう。
フードボウル・ペットフード
食器やフードなど、食事グッズも飼う前に準備しておきます。マズルの短いフレンチブルドッグには、食べやすいように浅型のフードボウルを用意してあげましょう。
フードボウルにはステンレス、プラスチック、木製、陶器など素材もいろいろあり、丈夫さや重さ、お手入れのしやすさは素材によっても異なります。
まれに素材によってはアレルギーを引き起こすこともあるほか、ワンちゃんにも好みがあるため、迎え入れるフレンチブルドッグが普段どんなフードボウルを使っていたのか、確認するといいでしょう。フードボウルは2個ほどあるとローテーションしやすいです。
また、ペットフードも飼う前に用意しておきたいのですが、迎え入れた直後はこれまでに食べ慣れているものを与えるのが適切です。ペットフードの銘柄もブリーダーやペットショップなど子犬の購入先に聞き、準備しておきましょう。
給水器
ワンちゃんが水分補給をするのに必要な給水器も飼う前に用意しておきます。お皿タイプ、ペットボトルタイプ、ノズルタイプ、浄水器付きなど、給水器にもさまざまな種類があります。
ワンちゃんは本来、舌で水をすくいあげるようにしてガブガブと水を飲むため、飲みやすさでいえばお皿タイプがおすすめです。ただ、ペットボトルタイプならこぼれる心配がなくなり、浄水器付きなら水質の安全性が高まるなど、それぞれに良いところがあります。
はじめはどれを選べばいいか分からなかったり、予算もあったりしますよね。迷ったときはブリーダーに相談するなどして選ぶといいでしょう。
著者/ブリーダーナビ編集部